ハリスのデスク

好きなことを好きなだけ好き勝手に書く女

「結婚詐欺」「借金」「家出」自分の体験談をベースに書いた創作小説「毒壺に落ちる」

こんにちは。

そしてはじめまして。

ブログ主のハリスのデスクです。

 

こちらのブログでは、pixivに載せているイラスト・小説に関する説明や、個人的に印象に残っている過去の出来事を書いていきます。

 

どこにでもいるアラサー女の趣味活動と黒歴史のサイトです。

どうしても今、暇な方々!

ぜひ読んでいってください!笑

 

そして記念すべき第一回目は、早速pixiv小説の説明です。

昨年頃から漠然と「自分と、知人の過去をベースに言葉を綴ってみたい」という想いが沸き上がってきました。

 

趣味の延長で奇跡的に仕事関連のコラムを書かせていただいたことはありますが、決して文才があるわけではありません。

むしろ、考えなしに言葉を繋いでいく癖があるので分かりづらいと思います。

(実際、コラムもめちゃくちゃ修正されました笑)

 

最初の頃に書いた文章を見返すと、酷すぎて鳥肌が立ちます笑

 

 

それでも言葉にして結末を創ることで、少しだけ辛い気持ちの「供養」が出来るかなと思っています。

 

都市伝説や個人的に好きなホラーゲームを参考にした部分も多いので、楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

第一回目の小説のベースは私の過去です。

恋人に騙されて多額の借金を負ったこと。

相談した友達からマルチの勧誘を受け、家に先生を呼ばれて逃げ出したこと。

自暴自棄になってとにかく不特定多数と関係をもったこと(これは別の記事にも書きます)

怖い夢を見て、ずっと溺れた後のような感覚が消えなかったこと。

 

その時に考えていた本音に都市伝説や呪術を肉付けしました。

 

 

 

あらすじ

傘斎螺はどこにでもいる普通のOL。

気弱で自分の気持ちを伝えることが出来ない彼女には、高校時代から付き合っている恋人の冷音がいます。

人望が厚く、斎螺とは正反対の環境で生きてきた冷音のことを尊敬し愛していました。

大手の営業マンとして働く彼に「結婚」と「その為の副業ビジネス」の両方の話を持ち掛けられ、小さな違和感を覚え始めます。

それでも「彼の言うことなら」と盲目的に信じ続ける彼女を待ち受けていた結末はーーー

 

第1話奈落

ほぼ私と元カレの会話です笑

話の進み方も、自分の過去をほぼそのまま使用しました。

傘斎螺という名前は、この辛かった時期に遊んでくれていた友人が「葛飾北斎」が好きだったので漢字に使いました。

螺は螺旋階段から取りました。

ずっと同じような辛くてバカな思考から抜け出せない。

ぐるぐると終わりがなく目眩がする。

そんなイメージです。

傘は、周囲は助けを求めれば手を差しのべてくれたのに、それをせずに勝手に雨の中に立ち続けた自分への戒めです。

 

第2話贄女

恋人と友達に同時に裏切られ、残ったのは絶望感と多額の返済金。

毎日、仕事が終わったら部屋で泣いていた頃の思考を織り混ぜました。

夜遊びを繰り返し、家族とも関係が悪化したことで家を飛び出て仕事を探します。

 

第3話箱屋

風俗での日々は、現実味をどんどん溶かしていきます。

お金を頑張って貯めても、不安で無駄なことに使ってしまう。

早くここから抜け出したいのに、どんどん自分を苦しい環境に置いていく。

 

作者である私は実際、夜の世界に採用されるほど顔も体型も美しくはありません。

なので、斎螺ほどの覚悟や勢いはありませんでした。

 

第4話毒壺

ある日訪れた不思議なお客さん。

この話(自分の体験談)に用いたかったのは蠱毒です。

その先導役として、そして今後の第二の主人公として狐の面の男性を登場させました。

 

第5話遂行

不思議なお客さんに言われるがまま、蠱毒を実行する斎螺。

説明どおりに出来なかったり妥協して自己解決するのは、実際の私の悪い癖です笑

生活の中で見かける虫達に蠱毒をさせ、最後に生き残った蝶々で呪いを実行に移そうとします。

 

第6話猿夢

都市伝説の中で最も怖くて体験したくない猿夢を、呪術を実行した自分(斎螺)への天罰に使いました。

この頃、精神的に不安定だったので実際に悪夢にうなされたり多重夢に苦しんでいました。

夢から覚めたと思ったらまだ夢の中。

その繰り返しからは次第に恐怖と焦りが生まれます。

そんな不安と恐怖を猿夢をベースに創作しています。

 

第7話懇願

猿夢からなかなか抜け出すことが出来ず、電車の中で苦しむ斎螺。

そこで知るのは、冷音と禾倉の現状。

このページでは、限界を向かえる最後の最後まで「助けて」が言えなかった私の過去をベースにしています。

親に、友人に、上司に、助けを求めるタイミングはいくらでもありました。

助けてが言えなくても、相談すれば聞いてくれる人ばかりだったのに。

自分の力量を考えずに勝手に抱え込んだことで、全てが悪い方向へ進んでしまう、

そんな事実を表現しました。

 

第8話邪視

やっと自分の意思で助けを求めることが出来た斎螺。

しかし、人を呪った代償は受けなければなりません。

相手が悪かったとは言え、間接的に人を陥れようとした事実は変わりません。

彼女が受ける罰は、眼に呪いを宿すこと。

 

邪視は、都市伝説の中でも好きな話の一つです。

創作であっても、「邪視」に近しい呪いは日常に存在すると思うからです。

悪意を持って、相手を睨み付ける。

それは睨まれた相手に確かな「心の揺らぎ」を与えていると思います。

職業柄、様々な感情を抱いた人の目と日々向き合います。

怒りや憎しみは相手のパワーが必要な分、こちらも最も消耗されてしまいます。

呪いまではいかなくても、「忘れられない目、眼差し」を体験した人は多いのではないでしょうか。

斎螺にかかった呪いは、悪意の感情関係なく「目が合うことで恐怖し、自決の念にかられる」ものですした。

 

第9話鳥籠

療養施設で出会った美しい女性。

彼女の提案で斎螺の生活は一変します。

普通の生活が困難になった変わりに、明日に絶望することなく眠ることが許されました。

しかし、そんな急速も束の間。

妹の道季花から冷音と禾倉について衝撃の事実を聞かされることに。

道季花のモデルは実の妹です。

名前の文字数も、私と妹の実名で揃えました。

季節を彩る花の如く、四季によって自分の印象を変えお洒落を楽しむ実妹を漢字でイメージしました。

私と違い、世間一般的な「普通の幸せ」のレールから外れない真っ当な人間と言う意味で名前に道を入れています。

 

第10話再会

神々廻葬の優しさと助けにより、斎螺は生活を送っていきます。

ある日思い切って療養施設から外に出てみた斎螺は、予想もしない出会いに戸惑いーーー。

 

葬のモデルはお地蔵様です。

穏やかで、暖かくて、傍にいて守ってくれる存在。

斎螺にとって「優しさ」の全てを降り注いでくれるような相手を傍に置きたいと思いました。

実在の人物のモデルはいません。

今まで私を助けてくれた人達の行動や言葉を葬として具現化していくつもりです。

 

第11話家系

斎螺が、風俗嬢ではなく傘斎螺として狐面の男性と話す回です。

彼女にとって狐面の男性は特別。

久しぶりに心が動いた相手でした。

それが恋なのかは分かりません。

しかし、彼の毒壺により人生が大きく動き始めたことは事実です。

自分にとって鍵になる人と巡り合った時、表現出来ない感情の高ぶりを感じることがあります。

違和感と紙一重のその気持ちが斎螺を戸惑わせていたのです。

今後、彼女と狐面はどう関わっていくのか。

目の呪い、罪の償いはどうするのか。

色々な課題のスタート地点の最終話。

 

まとめ

いかがでしたか?

全話読んで下さった方は、誠にありがとうございます。

一番最初に書いた作品の為、とにかく「誤字脱字」「改行の不備」「とんちんかんな文章」が多かったと思います。

今現在、時間を見つけて修正しております。

多くの人に、目を通していただけていたら幸いです。

 

内容の不備や話の進め方の違和感等がありましたら、ぜひ教えていただきたく思っております。

 

一人よがりな部分が多いので、客観的なご意見をいただけたら助かります。

 

このお話では作中にお面を何回か登場させました。

不気味で、怖くて、でも引き込まれる。

そんなホラーゲームには「お面」が出てくる印象があるからです。

斎螺の能面は、怪異症候群1のラスボス(chapter4能面)から。

箱庭の世界観は物念世界の冒頭の夜市から。

面に宿る力や呪いは零~月触の仮面~から。

全て大好きなホラーゲーム由来です。

 

少しでも興味をお持ちいただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

関連作品

随時更新

 

about ハリスのデスク
>>Twitter
@doku_tsubo0214

>>Instagram
@lydia_libera93102

>>YouTube
https://youtube.com/channel/UC34bN5soUwws2-d6hoI01mg

>>pixiv
https://www.pixiv.net/users/63218315